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チカゴロのワシ

未定

ネットビジネスは早いもん勝ち

中小企業が商売をする場合、あるアイデアがうまく行くと、すぐに真似をする企業が現れます。

最初にアイデアを出した人は不愉快でしょうが、特許法や商標法に触れない限り、マネは合法で、法律の上では悪いことではないですからね。



(もっと穏やかに「追随」と言ったほうがいいでしょうかね)



追随する企業が現れると、ヒト、モノ、カネの経営資源が豊富な大企業が有利になります。



釣りに例えると、中小企業が、いいポイントを見つけて、釣竿一本(少ない経営資源)でコツコツ魚を釣っていると、

「お、こんなところにオイシイ漁場があるぞ」

てなカンジで、大企業がズカズカやってきて、いきなり底引き網(豊富な経営資源)でゴッソリ魚を盗って行っちゃうわけですね。



そこで、中小企業は、ノウハウを秘密にして参入障壁を高くしたり、大企業がうまみを感じないほどの小さな釣りポイントに移動したりして、戦いを避けたりするわけです。



ところが、全てとは言いませんが、ITビジネス(というか人のネットワークをベースとしたビジネス)では、その理屈が通用しないことがあります。



たとえば、日本で大手企業が新たに携帯電話会社を作ったとしましょう。

基地局などの設備や、端末の機種、通話料金など、既存企業とほぼ同等のものを揃えたとしても、顧客を獲得するのは至難の技です。

なぜか。



お客さんは、誰も利用者がいない新しい携帯会社に移っても、ウマミが無いからです。ソフトバンク同士であれば無料で通話できますし、Docomoやauでも、同様のサービスがあります。

つまり「他の人も使っているから」そこの携帯電話会社を使うのであって、一人だけが別の携帯電話会社と契約することは、あまりメリットがありません。



使う人が増えれば増えるほど、一人の利用者にとって便利さが増すことを「ネットワーク外部性」と言います。







ネットビジネスでは、この効果が表れやすいのです。たとえば、インターネット書店ではAmazon、ポータルではYahoo、検索はGoogle、つぶやくならTwitter、というように、



使う人が増える

(最初は一社しかないので、そこのサービスを使わざるを得ない)



使っている人が多いから、そのサービスを使う



さらに使う人が増える



という繰り返しが起きるわけです。そうなると、Twitterと同様の仕組みを今から作り始めても、なかなかうまくいきません。

(「アメーバなう」は、今後どうなるでしょう)



携帯電話であれば、ソフトバンクは利用者を振り向かせる為に大胆な料金プランを用意し、「家族ごと」「友達同士でまるごと」乗換えを促進することで、健闘しました。



ブログサービスは、そのサービスを使っていることによるネットワーク外部性の効果が低かったため、アメーバは「ぺた」や「読者になる」などの独自のサービスを増やし、スイッチングコストを高めています。



こうすることで、ある程度、ネットワーク外部性に立ち向かうことはできるでしょうが、今さらAmazonの向うを張ろう、という企業は、きっと現れないでしょうね。



ITビジネスの世界では、後からやってくる大企業に対して「すでに利用者がたくさんいる」ということで有利になることができるため、ITベンチャーが今もたくさん生まれてくるのだと思います。





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